通常、千葉で葬儀の前に営まれる通夜は午後6時頃から弔問客を迎えて1~2時間程度で済ませるのが一般的です。
しかし当日に通夜を営むのが難しい場合、仮通夜をして翌日以降に本通夜を営むことになります。
今回はこの仮通夜についての流れやマナーについて解説していきます。
◆葬儀前に営まれる千葉の仮通夜とは
本通夜とは違い、千葉の仮通夜は弔問客を招かずに営まれます。
故人が亡くなった夜に遺族や近親者のみで遺体を見守って一夜を明かすことが仮通夜の定義です。
なぜ本通夜ではなく仮通夜を営むケースがあるかというと、故人が死亡した時間が遅く通夜式に弔問客を招く準備ができない場合があるからです。
仮通夜は身内だけで行うため、喪服や通夜ぶるまいの用意も必要ありません。
仮通夜でも本来であれば、僧侶を招いて読経をしてもらうのが基本でした。
しかし最近は省略することも多いようです。
もし僧侶に読経をお願いした場合は、お礼としてお車代を渡すのが礼儀です。
お車代は自宅までの距離を考慮して支払いますが、5,000円~が一般的となります。
近年では仮通夜までに遺体を自宅に帰せないことも多く、その場合は病院や施設の慰安室などに遺体を移動して一晩を明かすこともあります。
もし故人と一晩いっしょに過ごしたい場合は、病院や葬儀社にお願いしてみましょう。
しかし病院や施設の都合で断られる場合があることも覚えておいてください。
また、宿泊する際には人数の制限があり、施設使用料に宿泊費が加算されます。